栃木県フィルムコミッション、2023年度の支援実績を公開 直接的経済効果は約4300万円

5月15日、栃木県フィルムコミッションは2023年度の支援実績を公開した。

発表によると2023年度、栃木県フィルムコミッションでの相談件数は314件(前年度比92.4%)、撮影実績は36件(同90.0%)であった。この結果、撮影チームの宿泊代や弁当代といった栃木県内で消費されたロケ関連経費=直接的経済効果は約4333万円(同61.1%)となった。

また、栃木県内全体での実績は撮影件数305件(前年度比102.0%)、直接的経済効果は約1億3858万円(同87.1%)であった。

栃木県フィルムコミッションの主な支援作品は映画が「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(ロケ地:宇都宮市)、「ゴールデンカムイ」(ロケ地:那須町)など、ドラマが「大河ドラマ 光る君へ」(NHK、ロケ地:小山市、茂木町、壬生町)、「パリピ孔明」(フジテレビ系、ロケ地:栃木市)などとなっている。支援作品のジャンル別内訳では映画が8件、ドラマが18件、CMが4件であった。

栃木県フィルムコミッションは、「今後とも話題性の高い作品を中心に積極的に支援し、“とちぎ”の魅力を全国に発信するともに、県内に13団体ある地域フィルムコミッション等と協力して撮影支援に当たるなど、地域に根ざした撮影支援に力を入れ、本県のイメージアップや観光誘客、地域活性化に繋げていく。また、ロケ地を観光資源として有効活用すべく、制作会社等と調整を図っていく。」としている。


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