2024年度第1回ロケツーリズム協議会が開催 ロケ地と製作者のマッチング大会も

2024年度第1回ロケツーリズム協議会が5月23日(木)、「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」にて開催された。ロケを受け入れて地域活性化を目指す地域とロケーションを探している製作者とのマッチング大会も行われた。

観光庁 観光地域振興部 観光資源課 文化・歴史資源活用推進室の遠藤翼室長は「日本には数多くのお客様が来ており、その数はコロナ前に迫る勢いだ。しかし、旅行客が東京、京都、大阪というゴールデンルートに偏在している状況は変わっていない。地方の魅力を国内外の様々な方々に伝え、訪れた方々が長く滞在し、様々なアクティビティを楽しむために持続可能な取り組みが必要だ」と強調した。

地域事例として、神奈川県綾瀬市、静岡県川根本町、千葉県旭市、長崎県島原市の各地でのロケ誘致活動や、それによるシティプロモーション、観光客増加、ふるさと納税増加などの成果が紹介された。

今回の協議会には、岩手県久慈市 遠藤譲一市長、宮城県登米市 渡邉誠副市長、千葉県茂原市 市原淳市長、岐阜県飛騨市 都竹淳也市長、静岡県下田市 松木正一郎市長、静岡県西伊豆町 星野淨晋町長、長崎県島原市 古川隆三郎市長ら各地の首長も出席し、ロケ地となった地域の魅力や、ロケによる地域振興の期待、そして制作者との協力の重要性が語られた。

製作者サイドからは「初めて参加したが、こんなすごい会があるのだと驚いた」「まだまだ行っていない地域も沢山あり、探しがいがあるなと思った」「ぜひ作品に繋げていきたい」などの声が上がった。

映画『今はちょっと、ついてないだけ』の柴山健次監督は「映画『今はちょっと、ついてないだけ』の制作は協議会の出会いから始まった。その後、地域の方々と協議会と一緒に作った映画が一本出来て、その映画が代表作になっている。だから協議会にくると何か生まれるのではないかという期待がいつもある。協議会含め業界全体が盛り上がっていけたらと思った」と語った。

今年度第2回の協議会は7月18日(木)に開催予定。

情報源:一般社団法人ロケツーリズム協議会のお知らせ


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